朝4時 夜明け前
早起きさんが焚火をつけてくれました。
出発時刻5時半、富士山への移動中、夜は明けました。
雨の為、東屋のある公園で、朝食タイム。
豚汁をあたためている間、みんなでお菓子争奪じゃんけん大会。
「キャー気持ちわるい!!」「なになになに?!」
こんなに長いミミズって初めて見た! という子どもたち。
みんなで見ると、またビックリ!が増えて、なんだか楽しい気分。
富士山御殿場太郎坊駐車場、富士山は雲のなかに御隠れです。
「荷物は各自持つべし!」防寒着・手袋、持ち物の確認して登山開始!
双子山を目指します!
富士山特有の黒砂利の大地、
ゆっくりゆっくり登っていきます。
森のルートへ入ります。
麗しの小道へようこそ!
歩いては休んで歩いては休んで、、、。
森の心地よさを味わいながら、山を楽しんでいこう!
大地の苔や植物たちも秋色に染まっています。
まるでツンドラみたいだよ! シカが出てきたらいいのにな~。
霧に包まれて、静かな登山。
森をぬけて、双子山が見えてきました!
頂上に向けて、それぞれのペースで登ろう!
霧のなか、つないでいる手があたたかい。
ゆっくりでいいんだよ。
ただ、黙々と。
この世界に包まれている受容感。
「やっほー!」到着した人たち、写真を撮る人、おやつを食べる人、
満足な笑顔で たのしいひととき。
頂上でドロ刑がはじまりました。
全力疾走!
作戦会議か?
ゆっくりと到着。
まるで月面着陸的な光景。
(ぼくはここにいるよ!)
青空が見えた!
記念撮影はいまでしょっっっっ!
下山しまーす!
砂走りを走りだす子どもたち。
みんな、かっこいいぞっー。
「おい、こっちの方が景色がキレイだぞ!」
尾根に上がった子が呼びかける。
冒険的な谷間のルート。
黒い大地、この色彩美、新鮮な感覚になる。
飛ぶ!
自然に助け合っていく。
子どもって、ほんとうにやさしいって思う。
駐車場が見えてきた!
ほっとするような さみしいような
下山後、富士山が顔をみせてくれたよ!
双子山も見えてきました!
1時間前は、あの頂上にいたのにね!
私たちは常にいまに生きているんだね。
温泉に入って、森に到着。
ラストランチを調理中。
おいしいカレーをいただきます!
お手伝いしてくれた女子、サンキュー♥
白樺の皮を火付けに使い、
最後まで焚火はとまらない。
マイテント前でマイ焚火。
終了ギリギリまで遊びたい!
2日間とは思えない充実したキャンプになりました。
緊張した表情の子が、ニコニコの笑顔で、冗談を言い合い楽しそうにしている。
ひとりでハンモックに揺られて、気持ちよさそうにしている。
スタッフが作業していると、興味を持って寄ってきて、作業を手伝ってくれる。
分からないことがあると、素直に質問し、みんなに共有してくれる。
山で辛そうにしている子を自然に応援している。
キャンプ中、子どもたちは、とても自然に立ち振る舞い、関わり合っていきます。
活動のすべてが、ポジティブに回転していく軽やかな気持ちよさが
冒険キャンプには起きていきます。
(子どもの主体性に任せ切る。)
これは、なかなか難しいことなのですが、
冒険キャンプに応募してくれる子どもたちの期待感が
なにより根底にあると感じています。
冒険をしてみたい!
富士山に登ってみたい!
焚火をしてみたい!
新しい友達を作りたい!
テントを張ってみたい!
やってみたいことを存分に挑戦できる環境を与えてあげれば、
子どもは自らの感性と直観力で、共にいる子と啓発しあいながら、
生き生きと遊び(楽しいこと)を創造していく力を発揮していきます。
子どもの存在そのものから、溢れるように湧いてくるちから。
自らのいのちの働きに出会える、その喜び。
なんで、こんなに楽しいんだろう!
理由なんてない、それはあなたの存在そのものなのだから。
素晴らしい秋の冒険キャンプになりました。
キャンプをサポートしてくださいますコールマンジャパン(株)
森を快適空間に演出していく頼もしいコールマン装備たち、
キャンプ場のコーディネーター欽也さん、
参加してくれた子どもたち、保護者のみなさま
FOSのスタッフ!
そして、富士山、森、小雨たち、すべての自然に感謝いたします。
みなさま ありがとうございました。