淑徳大学の五日間の授業、「自然体験活動の理念と方法B(富士山)」を終えました。
15名の学生たちと4名の講師、計19名での本当に素晴らしい実習になりました。
1月の授業の告知のためのポスター
『自然へ、山へ、大切なことをからだで感じるために。』
6月、7月の事前学習を経て9月11日〜15日、YMCA山中湖センターをベースに、西丹沢も含めて富士山域で実施致しました。
YMCAの森にベースを設営。(素晴らしいキャンプ場で、いつも、この森をベースとさせていただいています。)
バスで到着した学生たちはこの森をみるなり、「うれしいー!」という感じで入ってきてくれました。
オープニングを終え、テント設営後、まずは湖へ!
夜は野外食でカレーを!とても美味しくできました。
焚火の回りで夕食タイム。夕食後は火を囲んでゆっくりと過ごしました。
まずは「ゆるむ」ことから始まる一日目。
明日からの山のことは考えずに過ごします。場は次第に盛り上がり、ジャンベ、ギターでのセッションへ。
二日目、山の準備をスタート。三日間の富士山登山、いよいよ始まります。
山中で夜を過ごし、二日目の朝を迎えました。
さあ、山頂へ向ってアタック!
それぞれのペースで、納得のゆくところまで登りましょう。
長い長いアタック。
高度をからだで感じ、それぞれに精いっぱいに登り、下山を開始しました。
往復14時間のアタック。
夕暮れが近づいてきました。
三日目の朝。
下山後、一路、西丹沢へ!
清流にふれ、からだが弾んできます。不思議ですね!
思いっきり、ジャンプ!
YMCA内のレストランでの美味しい夕食を終え、ベースの焚火の回りに集いました。
太鼓の響きから始まったラストナイト!ひとりひとりの内からのエナジー(よろこび)があふれる素晴らしい場。学生のひとり、カネゴンの最高のリードで歓喜の祭りとなってゆきました。
最終日。朝靄のなかをじっとカヌーで待ちました。
ようやく、霧が晴れ、昨日まで過ごしていた富士山が姿を現してくれました。
あの山頂に、上の方にいたんだよね!
山の装備の片付けを終え、講師マコの編集(徹夜?)してくれたスライドショウを観ました。
そしてそれぞれのこの5日間の体験をふりかえり、最後はみんなで分かち合い。
登山やキャンプが初めての学生たちがほとんどでした。
「富士山」に登りたくて集まってきた学生たち。
この五日間は富士山登山のみならず、湖で泳ぎ、カヌーを漕ぎ、森にふれ、焚火に集い、山に登り、山中で夜を過ごし、星空のなかを歩き、ご来光を浴び、渓流に遊び、ひとにふれ、自分にふれる・・・。
それらの体験を通して私たちのセンサーとしての「からだ」は瑞々しく、脈打ってきたことでしょう。
一旦始まったその振動は決して消えることなく、ひとりひとりの未来を開いてゆく源泉になるように感じます。学生たちひとりひとりからその確かな手ごたえを感じました。
様々なご縁からこの場を共に過ごした19名・・・北海道から講師として関わっていただいたマコとコウチャン。第一回の参加者から今は講師としてこの第11回の場を支えてくれているミチ。他大学の聖徳大学から積極参加のトモゾ、そして淑徳大学の14名の学生・・・素晴らしい仲間たち。
富士山や西丹沢、山中湖の自然、ベースとして安らぎの空間を提供していただいたYMCA山中湖センターのみなさん、この授業のきっかけを創っていただいた淑徳大学の土井教授やサポートいただいた方々、そのすべてにこころから感謝申し上げます。
ありがとうございました。