二日連続の講演を終えて。
初日は日野南ケアプラザ(横浜)での「男のセカンドステージの生き方を探る」という6回シリーズの講座の一回目。初回ということもあり、受講者の方に一般の方も含め100名近い方が参加されていました。リタイアされてからの新たなステージを迎えられた方々が対象ですが、会場には若い方々も。登山への興味から参加されたようです。
日曜日は川越市(埼玉県)にある川越幼稚園でお父さんたちを対象に。とても歴史のある幼稚園で以前、富士山の噴火口で一緒にビバークしたときの参加者の娘さんが通われていた園で、さらにその方の紹介で園のHPを制作した友人夫妻がつなげてくれました。
事前に園長先生とお会いした時、初対面とは思えない感じ。園の雰囲気も含めてとてもしっくりとくる気がしました。
ふたつの講演とも、まずは山に登るようになった経緯から入り、K2峰やチョモランマ峰登山での体験をスライドを映しながらお話しさせていただきました。
後半は水や緑にあふれた日本の自然の写真にそこで浮かんだリズムや音楽を重ね、いわば感性で受けとめていただくような流れで。
フィナーレは自然とひととの様々な写真に歌やボイスを交えて進めさせていただきました。
初日の方は少し抑え気味でしたが、幼稚園では全開だったかな。
川越幼稚園のお父さん方の感想文の転載のご承諾をいただきました。
アウトドアや登山をされている方は少ないようでした。自然との関わりということでいえば、ある意味普通の方々がこのように様々なことを感じていただけたことをうれしく思います。
きっと、個々それぞれの方から、そしてご家族で始まっている・・・そう感じます。
〜川越幼稚園のお父さんの感想からの抜粋
■自然に感謝し、自分を見つめなおす時間は、普段の生活ではなかなか意識することは出来ません。講演のテーマ「からだの感覚」「今を生きる、今が大切な感覚」を取り戻し全ての命のつながりを感じることは、人生をより豊かなものとする大事な要素であると思いました。
■話のストーリーだけでなく、写真や歌もあり事前の期待を大きく上回る内容でした。大人は目的思考、子どもは現在の時間軸で生きていることの説明は、目からウロコでした。自然の雄大さ・水・火・森や宇宙といった森羅万象の声に、耳を傾けることの大切さに気が付きました。
■未知の世界である自然界、野外活動を通じ自然とのふれあいで、美しさ・楽しさ・夢などスライドを見ながら思いました。子どもたちには、たくさんの体験、経験をさせてあげること。親も一緒に人生を楽しみたいと思いました。
■心に残るご講演でした。 これからの自分の生き方や子育ての仕方にとても参考になりました。先生の歌も楽器も良かったです。「戸高先生のような魅力的な大人になりたいな」と思いました。
■貴重なお話を聞かせていただき楽しく過ごせました。ヒマラヤ,チョモランマなど有名な山々を登られ、過酷な状況下で常に生と死を向き合っていらっしゃる先生の 言葉や行動に感銘を受けました。穏やかな雰囲気の先生から、さまざまな山へ挑戦し続けるパワーやエネルギーの源などもう少しお聴きしたかったです。
自然の中に子どもたちを連れて行くと、とても生き生きとした顔を見せてくれますが、今まで以上に自然の中に連れて行ってあげたいと思いました。そして、普段の生活や勉強からは気づくことができない、いろいろなことを学んでほしいと思います。
また、向き合い方についてもその時その時を大事に向き合ってあげられるようにしようと思います。
■母親から・・家に帰ってきて小2の兄に向かい「今度台風が来たらパンツ一丁で外に出てみるか」など話をしていました。「自然の偉大さに深く感動してきたようです」。
娘たちが2歳と5歳の頃。いつも夕暮れに山中湖に入っていました。
岸から水に少し入るだけで、この世界とつながります。
- 2012.06.25 Monday
- その他
- 11:03
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- by masa-fos