連休に開催いたしました
「秋の冒険キャンプ」FOSコールマン・ジャパン(株)後援
天候に恵まれ素晴らしいキャンプになりました。
今回は福島の南会津・神奈川の葉山・山梨の忍野村の子どもたちとのキャンプになりました。
一日目
「友達を作っていっぱい遊びたい。」
「富士山に登ることが楽しみ」
「星を見るのが楽しみ」
キャンプを楽しみにしてきてくれたことが伝わってきました。
焚火の前で心地よさそうにしている子。
ハンモックでブンブンー揺れている子。
洞窟に何回もうさぎこうもりを見に行く子。
自然時間でゆっくり過ごすキャンプの中で
それぞれに自分の居場所を見つけていきました。
二日目
富士山ビバーク地まで、寝袋や装備を持っての登山は大変キツイものですが、
霧に包まれて、一歩一歩、登っていくと、双子山があらわれ、天気も回復。
山での夕食はベジタブルスープ。
あたたかいヒーターを囲んでにぎやかなひととき。
さあ、双子山へ夜空を見に行こう!
ベースを出ると、夜空に富士山がでっかく聳えていました。
夜空に富士山が聳えている。
なんて美しいだろう。
月の光に照らされて、大地に野宿した子どもたち。
かけがえのない思い出になったことと思います。
3日目
夜明け。
空が赤く染まり、太陽が出てきた時のあたたかさ。
山にも私たちにも金色の光がさしていきました。
砂走りを駆け下り、森へ下山し。
それぞれがまた森時間。
クロージングの太鼓、森に響き渡っていました。
あっという間の3日間。
本当に素晴らしいキャンプになりました。
私はキャンプの余韻に包まれて、からだがぼんやりしています。
今回はどのように「支援キャンプ」を創るのか、
現地のコーディネートをしてくださる星さんと話ながら、
本当に手さぐりで考えていきました。
現地の説明会では、
保護者の方が「子どもにももちろんですが、私も行ってみたい!」と引率を引き受けてくださったり、
新幹線までの送迎は旅館のバスを手配してくださったり、地元の方々のつながりで
事前のキャンプの軸を作ってくださいました。
「子どもを主人公」にそれぞれの場でできることを準備し、
森に子どもが集った時には、穏やかな空気が溢れていました。
それは南会津の豊かな自然の中で育ってきた子どもたちが
富士山の森でも、自然にやんわり馴染んでいく伝わりでもあるようでした。
キッチンスタッフのともちゃんが、
「子どもたちに生活を丁寧に大事に育ててきた気配があって、
子どもたちを通して、自分と共有する世界を感じられる大人たちが、
遠く福島にもいるってこと。なんかうれしい」って言ってましたが、
私も本当にそう思いました。
自然が魅せてくれる世界の美しさ。
焚火も遊びもキャンプぜんぶ、
宝物みたいな思い出になったことでしょう。
参加してくれた子どもたち、
子どもたちの家族の皆様、
3日間のキャンプを共に作ったスタッフたち、
そして、後援くださったコールマン・ジャパン(株)のスタッフの皆様、
本当にありがとうございました。
すべての自然のはからいに感謝しています。
とだか ゆうみ